翻訳と辞書
Words near each other
・ 成分栄養剤
・ 成分栄養法
・ 成分栄養素
・ 成分献血
・ 成分調整牛乳
・ 成分輸血
・ 成分除去
・ 成功
・ 成功 (フリゲート)
・ 成功 (任官)
成功 (律令制)
・ 成功 (日本史)
・ 成功の入江
・ 成功の暁には
・ 成功の甘き香り
・ 成功の鍵
・ 成功を望む
・ 成功中学
・ 成功争い
・ 成功争ひ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

成功 (律令制) : ミニ英和和英辞書
成功 (律令制)[せいこう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

成功 : [せいこう]
  1. (n,vs) success 2. hit 
: [りつ]
 (n) commandments
律令 : [りつりょう, りつれい]
 【名詞】 1. a statute 2. a law 3. legal codes of the Nara and Heian eras based on Chinese models
律令制 : [りつりょうせい]
 (n) the ritsuryo system (of centralized authority) (centralised)
: [れい]
  1. (n,n-suf,vs) command 2. order 3. dictation 
: [せい]
  1. (n,n-suf,vs) system 2. organization 3. organisation 4. imperial command 5. laws 6. regulation 7. control 8. government 9. suppression 10. restraint 1 1. holding back 12. establishment 1

成功 (律令制) ( リダイレクト:成功 (任官) ) : ウィキペディア日本語版
成功 (任官)[じょうごう]

成功(じょうごう)とは、朝廷公事・行事及び殿舎の営繕、寺社の堂塔修造費用など本来、朝廷の公費で負担すべきところを、任官希望者を募って任料を納めさせるか、または自己負担でそれぞれの事業の功を成らせて、見返りに官職に叙任するという売官制度の一種である。
== 概要 ==

=== 成功の起源 ===
成功という仕組み自体が発展するのは 摂関期以後であるが、その原点になる制度は律令政治が行われていた時代から存在していた。
律令においては、位階は有していても無官の者は散位寮勲位を有する者は軍団に勤仕することとされた。但し、これらの任務には定員が定められるようになり、次第に定員外の者については銭を納めて(勤務期間)にかえることが許された。これが、続労銭と称した。また、奈良時代中期の国分寺東大寺の造営にあたって、造営費用として私財を提供した者に対して叙位を行った献物叙位と呼ばれる措置もあった。続労銭や献物叙位の存在が後世の成功制度成立の前提としてあったと考えられている。
成功は大きく分けると受領成功と地下成功に分けられる。前者は受領国司の地位に新任・重任・遷任を目的として行う成功であり大規模な事業・行事の費用を賄うために行われた。なお、受領成功を細分化すると、国司の官職を得るために行う「受領功」、現在国司の地位にあるものが任期(4年)満了後に同じ地位を重任されるために行う「重任功」、同様に任期満了後に別の国の国司に遷任されるために行う「遷任功」の3つに分けられた。後者は地下官人が何らかの官職(四等官の判官・主典級)の地位を得ることを目的として行う成功であり小規模な事業・行事の費用や恒常的な経費の不足を賄うために行われた。ここで注意することは、地下官人が貴族として認められる叙爵を望んで成功する場合を例外として、成功の目的は官職の獲得を目的としており、位階への叙位を目的としたものではないことである(記録上、成功によって叙位を受ける者もいたが、あくまでも成功に対する「副賞」と言うべきものである)。また、「成功」という言葉は元来、施設の造営を請負した場合に用いられた言葉であり、請負事業に由来する受領成功と続労銭や献物叙位に由来する地下成功では成立の経緯は異なっていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「成功 (任官)」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.